ニュース&コラム | 2020-01-14

P&Gは、女性向けシェービング製品スタートアップのBillieを3500万ドルで買収

シェア

Mary Ann Azevedo, January 9, 2020

この1年で起きた変化を追っていきたい。

昨年1月、女性向けシェービングおよびボディケア製品のサブスクリプションサービスを提供するであるBillieは、ゴールドマンサックスプのライベートキャピタル投資グループがリードしシリーズA で2,500万ドルを調達したと発表した。

昨日、ウェルネス企業として大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、ニューヨークを拠点とするスタートアップを買収する計画について発表した(買収金額は非公開としている)。

Georgina GooleyとJason Bravmanは2017年11月にBillieを創業した。Crunchbaseのデータによると、同社はこれまでに総額3,500万ドルの資金調達を行っている。 2018年4月、オースティンに拠点を置くSilverton PartnersはBillieのシードラウンドをリードし600万ドルを調達した。このラウンドには、Serena Ventures(プロテニスプレイヤー、セレナウィリアムズが経営する投資事業会社)、Lakehouse Ventures、Female Founders Fund、Align Venturesも参加した。Silvertonによると、Billieは前述のシードラウンドの延長として、後日さらに400万ドルを調達した。

この買収は、D2C(direct-to-consumer)分野で大きなExitの直後に報じられた。昨年5月、Edgewell Personal Careは、男性向けシェービング製品のサブスクリプションサービスを提供するHarry’sに対して14億ドルという金額を提示し買収をした。

Billieの現在の製品ポートフォリオには、カミソリ、シェービングクリーム、ボディウォッシュ、ボディローションが含まれている。同社は、女性向けに販売されている製品に対する「ピンクタックス(女性向け製品を男性向け製品と比較して割高に設定をすること)」を廃止するよう取り組むと発表した。

P&Gは声明の中で、この買収は、同社が取り扱う女性向け製品(ヴィーナス、ブラウン、ジョイブランドを含む)のポートフォリオを補完するものだと述べた。「デジタルマーケティングとD2Cマーケティングを組み合わせ、パーソナルケア製品の拡大と、ミレニアル世代とジェネレーションZに向けて特にアピールする、デジタルネイティブなブランドです。」と述べた。Billieの共同創業者であるGooleyとBravmanは、P&G内で引き続き経営に携わるとしている。Exit関連のニュースは、言うまでもなくすべての投資家にとって大きなニュースだと言える。SilvertonのジェネラルパートナーであるMike Doddは、彼の事務所は「Billieのシードラウンドをリードし、GeorgieやJasonなどの優秀な起業家と仕事をすることができて非常に幸運だった。」と述べた。

「短期間の間に、彼らは素晴らしいブランドと製品、ブランドの熱狂的なファンを含む顧客基盤、そして組織を作り上げたと思っています。」と彼はメールに綴った。

SiliconHills Newsによると、Billieは、同社の収益の1%をEvery Mother Countsなどの女性に関わる社会問題の解決のために寄付をしている。Every Mother Countsは特に、安全な妊娠と出産を促進することに焦点を当てて活動を行っている。

出典:crunchbase news