ニュース&コラム | 2020-09-29

オースティンのSigmaSenseが$22MのシリーズAを調達

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Sophia Kunthara, September 22, 2020

オースティンを拠点とするSigmaSenseは、タッチスクリーン技術をより広範な市場に提供するために2200万ドルの資金調達を行いました。

Foxconn Technology Groupがこのラウンドを主導し、Corning、元Dell CFOのTom Meredith、E Ink、GIS、MRIが参画しました。シリーズAは、数回のシードラウンドを経ていて、同社の総資金調達額は約2800万ドルとなりました。

SigmaSenseは、タッチスクリーン技術のアイデアを別のレベルに持っていきます。この技術は画面上でのハイタッチ・タッチレスジェスチャーに使用でき、水を介しても感知することができます。

例えば同社の技術をテーブルの上に設置すると、表面に何が載っているか、またグラスの水がこぼれたかや、水を補充する必要があるかどうかを感知することができると、CEOのRick Seger氏は述べています。

同社によると、同社の技術はS/N比(信号対雑音比)を100~1000倍に向上させることができるといいます。S/N比とは、バックグラウンドノイズと比較した信号の強さを測定したものです。

「これは他の誰もができることよりも、はるかに高いレベルに行くことができる能力だ」とSeger氏はCrunchbase Newsのインタビューで語っています。「例えるなら店の窓ガラスを突き破り、手袋を突き破るようなものです。」

Seger氏は、2015年にMicrosoftに買収されたN-trigの元社長です。N-trigの技術は、タッチスクリーンやペンなど、MicrosoftのSurface Pro製品に搭載されているものです。

売却時期の頃、Seger氏はSamsungやDell、HP、Lenovoが、いくつかの製品にその技術を採用している企業である、Wacomで働いていたShawn氏とTroy Gray氏に声をかけられていました。彼らは競合他社で働いていたため、当時はSeger氏の 「敵」でしたが、チームを組むことを提案してSeger氏のもとにやってきました。

SigmaSense社が誕生し、同社が最初に行ったことの1つは、Foxconn社、Corning社、E Ink社、LG-MRI社、GIS社など、タッチスクリーン市場の大物企業にアプローチすることだった、とSeger氏は語ります。

「今回のラウンドでは、これら5社すべてが参加しており、これらの企業はこの技術を市場に投入する上で、当社にとって素晴らしいパートナーとなってくれます」とSeger氏は述べ、投資家全員が非常に技術的な企業であることを指摘しています。

「これらの投資家は、従来の閾値ベースのセンシングのペインを経験してきたパートナーでもあります」とSeger氏は述べています。「彼らは、従来の閾値ベースのセンシングのペインや、S/N比の悪さが引き起こす限界を知っています」とSeger氏は述べています。

今回の新たな資金調達により、同社は携帯電話、タブレット、テーブルトップなどに搭載可能な最新チップの生産を拡大する予定です。以前、同社は主に顧客のためにプロトタイプを作成していましたが、現在は新しいチップの大量生産に移行していく予定です。

「高速かつ、全てのこぼれや水を介す検出。これはデバイス用のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)の全く新しい世代を可能にするものです」とSeger氏は述べています。

crunchbase news

SigmaSenseの詳細情報