ニュース&コラム | 2020-09-14

Facebookの投資先を、特色ある5社を選んで紹介!

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【Facebook投資企業】オンライン学習・Unacademy

Unacademyは、インド最大のオンライン学習プラットフォームを提供する企業です。設立は2015年であり、Facebookからの投資は2020年に行われました。

Unacademyのオンライン学習は、PDFとして提供されるテキストや模擬テストだけでなく、ビデオ形式での短い講義も多く提供されています。元々は2010年に立ち上げられたYouTubeの学習チャンネルであり、企業としての設立は2015年です。

YouTubeチャンネルからはじまったことの名残りもあり、Unacademyではさまざまなテーマの学習ビデオが無料かつ複数言語で提供されています。インド最大のオンライン学習プラットフォームではありますが、世界中でUnacademyの学習プラットフォームの利用が可能です。

オンライン学習はテキストやビデオなどの、いわゆる一方通行のものだけでなく、教師によるリアルタイムの講義もあります。チャットで質問したりライブアンケートに回答したりといった、リアルタイムの双方向コミュニケーションが可能であり、疑問点や不安点は講義中に解決できます。

また、Unacademyは積極的に独特な試みをする企業です。例えば、2020年8月からは、チェスを学ぶクラスが開始される予定です。全くの未経験者からベテランプレイヤーまで、誰もが参加できるクラスであり、チェスのグランドマスターから戦略の手ほどきや試合の評価を受けらます。

2020年現在、Unacademyには14,000人もの講師が在籍し、毎日15,000以上のリアルタイム講義を提供。100万を超えるビデオ講義も用意されています。膨大な学習コンテンツと、チェスクラスのような面白みのある試みで、インドだけでなく世界から注目を集める企業です。

Unacademy
主要拠点:インド
設立:2015年
推定従業員数:501名
投資年月日:2020年2月19日
Unacademyの詳細情報

【Facebook投資企業】ネットワークサービス・Reliance Jio Infocomm

Reliance Jio Infocommは、高速インターネット通信や映像サービス・ビデオ通話など、さまざまなネットワークサービスを提供するインドの企業です。設立は2010年であり、Facebookからの投資は2020年に行われました。

Reliance Jio Infocommの高速インターネット通信は、インド初の最大1Gbpsの速度を誇るものです。最大1Gbpsという速度は、日本国内の多くの有線回線と同等の速度であり、一般的なインターネット利用で不便を感じることはほとんどないであろう速度です。

高速インターネット通信を提供しながら、Amazonプライムビデオを含めたビデオオンデマンドや国内のテレビ番組を楽しめる映像サービスや、世界中の人々と無料でビデオ通話ができるサービスを提供しています。自社で整えたインフラを最大限に活用しながら、一貫性のあるサービスを提供している企業といえるでしょう。

ほかにも、自宅の安全を守る監視ソリューションを提供しています。監視ソリューションでは、屋内外に設置したカメラから、自宅の様子を24時間チェックでき、外出先でもスマートフォンから自宅の様子を確認できます。自宅を犯罪から守り、高齢者や赤ちゃんのいる家庭では家族に異変がないか見守れる、安心・安全を提供するソリューションです。

Facebookだけでなく、Googleやアブダビ政府系ファンドなど投資も行っており、合計の投資額は100億$を超えます。また、2019年にはMicrosoftとクラウド分野での10年契約を結んでおり、世界中で民間・公的機関問わず注目を集める企業といえます。

Reliance Jio Infocomm
主要拠点:インド
設立:2010年
推定従業員数:10,000名
投資年月日:2020年7月15日
Reliance Jio Infocommの詳細情報

【Facebook投資企業】ECプラットフォーム・Meesho

Meeshoは、家具や生活用品・衣服など、さまざまな商品の販売が行えるECプラットフォームを提供するインドの企業です。設立は2015年であり、Facebookからの投資は2019年に2回行われました。

Facebookからの投資は2019年の6月と8月。わずか2ヵ月の短期間で2回もの投資が行われたことには、MeeshoのミッションがFacebookのミッションに非常に近いものであるという理由があるでしょう。Meeshoは、大きなコミュニティを構築し、コミュニティで何百万人もの起業家を生み出し、成功に導くことをミッションとしています。

実際に、Meeshoのプラットフォームは2015年の設立からわずか4年で、インド全体に15,000以上のECショップ事業者と200万人以上の再販事業者を有する、大規模プラットフォームへと成長しました。ビジネスを成長させるためのコミュニティ構築をミッションとしているFacebookは、Meeshoのミッションに共感し、実績を認めたからこそ、短期間で2回の投資を行ったと考えられるでしょう。

MeeshoのECプラットフォームでは、個人が不用品販売・再販をすることも、ECショップを出店し、自社ブランドの製品を販売することも可能です。学生や主婦が副業として再販・販売に携わったり、起業家が自社ブランドの製品を自社のECショップで販売したりと、多くの人々が利用しています。

MeeshoのECプラットフォームは、スキマ時間で行える副業としてインドの人々の生活をより豊かにし、起業家にはビジネスの場を提供するものとして、多くの人々から親しまれています。

Meesho
主要拠点:インド
設立:2015年
推定従業員数:501名
投資年月日
2019年8月12日
2019年6月14日
Meeshoの詳細情報

【Facebook投資企業】オンライン学習・Gradely.ng

Gradely.ngは、学生向けのオンライン学習プラットフォームを提供する、ナイジェリアの企業です。創立は2019年であり、同じく2019年に、Facebookからの投資が行われました。

Gradely.ngのプラットフォームでは、学校と保護者が協力して、学生の教育に取り組みます。学生それぞれの学習データを総合的に分析し、学習の成果をグラフを使い、視覚的にわかりやすく表示します。ほかの学生と比べて学習成果にギャップのある生徒を特定し、必要に応じて学校と保護者が協力しながら、苦手分野や遅れのある分野の学習をサポートすることが可能です。

また、Gradely.ngのプラットフォームは学生や保護者だけでなく、教師にとっても役立つものです。学生の宿題やテストは自動採点されるため、教師は自らの手を動かして採点する負担から開放されます。また、ほかの教師の作成した授業計画や資料を参照・活用できるので、教師としてのスキルを効率的に磨けるでしょう。

Gradely.ngの学習プラットフォームは、学生・保護者・教師の、教育に関わる3者それぞれが抱える課題を解決します。教師のスキルアップにも繋がるため、ナイジェリア全体の教育レベルを高めることにも貢献していくでしょう。

Gradely.ng
主要拠点:ナイジェリア
設立:2019年
推定従業員数:1名
投資年月日:2019年9月1日
Gradely.ngの詳細情報

【Facebook投資企業】福祉・Wheel the World

Wheel the Worldは、障がいを持つ人々にバリアフリーな旅行を提供する、アメリカの企業です。設立は2017年であり、Facebookからの投資は2018年に行われました。

Wheel the Worldが提供するのは単純な旅行ではなく、障がいや身体の不自由にかかわらず、全ての人々が同じ体験を楽しめる旅行です。近年では、社会や政府の働きかけにより、障がいのある人にとっても使いやすいようにと、製品やサービス・交通機関の「利用しやすさ」が改善されてきました。Wheel the Worldは、中でも観光における「利用しやすさ」の改善に取り組む企業です。

例えば、アンデス山脈を境に、氷河や砂漠・草原などの多様な自然環境を有するパタゴニアでは、車椅子を利用する人々でも楽しめるトレッキングやカヤックのプログラムを提供。プログラムは成功を収め、チリとアメリカではドキュメンタリー番組が放映されました。

Wheel the Worldのミッションは、障がいを持つ人々と、彼らの家族や友人が、ともに自然の中で楽しめる機会を提供し続けること。自然の中で協力し、同じ体験をすることで、彼らに一層の一体感が生まれると考えているからです。

Wheel the World
主要拠点:アメリカ
設立:2017年
推定従業員数:1名
投資年月日:2018年10月10日
Wheel the Worldの詳細情報

Facebookは投資先のミッションを重要視している

Facebookの投資先企業を見ていくと、オンライン学習や起業家を支援するためのプラットフォーム、人々に豊かな体験や知識を提供することをミッションとする企業が多いことがわかります。また、Facebookの投資先には、地域としてはインド、分野としてはオンライン学習の企業が特に多いことにも、注目すべきでしょう。

本記事で紹介した企業のほかにも、Facebookは多くのインド企業、オンライン学習に関する企業に投資を行っています。Facebookには人と人をより親密にし、ビジネスの成長にも繋がるコミュニティづくりをするというミッションがあり、自社のミッションに合った企業に投資を行う傾向が見えます。起業家を応援する「Meesho」への投資からも、Facebookが企業のミッションを重視していることがわかるでしょう。

ほかにも、障がいの有無にかかわらず、人々が一体感を感じられるプログラムを提供する「Wheel the World」への投資から、Facebookが今後もさまざまなコミュニティの発展に尽力していくであろうことがわかります。

Facebookの投資先や注目分野、最新情報などは、ZUVA Proでチェックできます。各業界の最新動向や、各企業の投資動向が気になる方は、ぜひZUVAのメディア・データをご活用ください。

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