ニュース&コラム | 2020-09-10

Appleの投資先を5社紹介!世界的なイノベーションを起こした企業の動向を探る

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【Apple投資企業】ガラス製品・Corning

Corningは、世界最大級のガラス製品メーカーであり、150年を超える長い歴史を持つ企業です。設立は1851年であり、Appleからの投資は2019年と2017年に、2回行われました。

Corningは創業以来、ガラス科学やセラミック科学を中心とした研究・開発を続けており、液晶画面や光ファイバー、医療関係の製品など、幅広い分野で活躍する企業です。

Corningのエピソードとして特に名高いのが、エジソンの電球発明を支援したことでしょう。1879年、Corningは電球用のガラスケースを開発することで、エジソンの発明を支援。電球の発明が成功した後も、より安価に、より多くのガラスケースを生産する方法を確立し、電球の普及に尽力しました。

また、1970年には世界初の光ファイバーを発明し、インターネット通信における革命を起こした企業としても知られています。以降も液晶ディスプレイ用の高品質なガラスを発明し、TVやPCはもちろん、スマートフォンの普及・品質アップに貢献し続けてきました。

MacやiPhoneなど、高品質な液晶ディスプレイを必要とするさまざまな製品を開発してきたAppleにとって、Corningはなくてはならない存在といえます。さらに、インターネット通信の発展に不可欠な光ファイバーも発明したCorningは、直接的にも間接的にも、Appleの発展にとって重要な企業です。

Corning
主要拠点:アメリカ
設立:1851年
推定従業員数:10,000名
投資年月日
2019年9月17日
2017年5月12日
Corningの詳細情報

【Apple投資企業】AI・Volley.com

Volley.comは、シリコンバレー発のAIスタートアップ企業です。設立は2014年であり、Appleからの投資は2016年に行われました。

Volley.comのチームは、Googleや、アメリカ政府の設置する情報機関であるインテリジェンス・コミュニティなどから集まったメンバーで構成されています。メンバーは、機械学習や自然言語処理に関するイノベーションを起こしてきた人物ばかりです。

世界最高峰のチームを有するVolley.comのミッションは、世界中の企業の知識・情報を統合することです。主な事業として、アウトバウンド販売において顧客を探し、有効なコミュニケーションを取るために役立つ情報が集約されたナレッジエンジンを提供しています。ナレッジエンジン内の情報は、機械学習によりそれぞれのユーザーに最適な状態へと、自動でパーソナライズされていきます。

Volley.comは、グローバル企業のトップ100が名を連ねるFortune 100の金融サービス全体に顧客を抱えており、AIのトップイノベーターとして世界から認められている企業です。

Volley.com
主要拠点:アメリカ
設立:2014年
推定従業員数:11名
投資年月日:2016年3月10日
Volley.comの詳細情報

【Apple投資企業】MaaS・Didi Chuxing

Didi Chuxingは、アプリケーションをベースとしたモビリティサービスを提供する企業です。設立は2012年であり、Appleからの投資は2016年に行われました。

Didi Chuxingのモビリティサービスは、スマートフォンからいつでも利用できます。サービスには、400近い都市で、168万人を超えるタクシードライバーが登録しているタクシー配車サービス、バスの路線情報を提供するサービス、1台の車に相乗りをするシェアリングサービスなど、さまざまなものがあります。

アプリケーションでは、バスやタクシーの運行情報だけでなく、シェアカーの運行情報、現在地や想定ルートに基づいた乗車ポイント情報など、交通の利便性を高めるさまざまな情報提供が可能です。一見シンプルな提供情報は、複雑な計算により導き出されるものであり、Didi ChuxingのAIアルゴリズムが計算を可能にしました。

また、Didi Chuxingはモビリティサービスのほかにも、自動運転車や、交通混雑を緩和するためのAIが搭載されたスマート信号機の開発・研究を進めるなど、交通問題の解消に取り組んでいます。

Didi Chuxingのスマート信号機は、自動車の走行ルート情報や区間ごとの平均速度、交差点での平均停止時間など、膨大なデータを複合的に処理し、最も交通がスムーズになるよう、信号機が切り替わる時間を管理・調整します。

モビリティーサービスもスマート信号機も、都市の車両数や、交通混雑による運転時間を削減するためのテクノロジーです。車両数と交通混雑の軽減により、環境問題にアプローチしながら、タクシーやシェアカーによりモビリティ分野での雇用を生み出すことが、Didi Chuxingのミッションです。

Didi Chuxing
主要拠点:中国
設立:2012年
推定従業員数:5,001名
投資年月日:2016年6月15日
Didi Chuxingの詳細情報

【Apple投資企業】IPコア・Imagination Technologies

Imagination Technologiesは、低電力で高い性能を発揮するIPコアを開発・研究する企業です。設立は1985年であり、Appleからは2009年と2008年の2回の投資が行われました。

IPコアとは、半導体の機能回路を構成するものであり、Imagination TechnologiesのIPコアは、家電製品や自動車、モバイル端末やPCなど、あらゆる電化製品に使われています。低電力で高い性能を発揮するIPコアを開発し続けており、例えばスマートフォンやタブレットでは高品質なグラフィックを、Wi-FiやBluetooth端末では快適な接続性を実現します。

Imagination Technologiesには、1,000人近い有資格のエンジニアが在籍。サンフランシスコやインド、シドニーなど、世界各国の研究開発部門で、研究を続けています。また、技術部門の営業所も日本やアメリカ、ヨーロッパなど、世界中に存在しています。

自動車やコンピュータなど、今後も発展を続けていくであろう各分野にとって、高品質なIPコアは欠かせないものです。Imagination Technologiesは、AIを活用した自動化やIT化が続く現代の、あらゆるテクノロジーの基盤となっている企業です。

Imagination Technologies
主要拠点:イギリス
設立:1985年
推定従業員数:1,001名
投資年月日
2009年6月26日
2008年12月1日
Imagination Technologiesの詳細情報

【Apple投資企業】検索エンジン・Google

Googleは、世界最大の検索エンジンをはじめとした、さまざまなインターネットサービスを提供する企業です。設立は1998年であり、Appleからの投資は2010年に行われました。

Googleは、もはや説明不要なレベルで、世界中に名前を知られた企業といえるでしょう。誰もがスマートフォンやPCを持つ現代では、個人・法人を問わずに、人々は日常的にGoogleの検索エンジンを利用しています。誰もが毎日使う検索エンジンであるために、自社サイトが上位表示されるように対策を行うSEOも、Googleの検索エンジンに特化して語られることがほとんどです。

また、インターネットの高速・大容量通信が可能となった近年では、動画によるマーケティングが世界中で注目されています。動画プラットフォームの先駆けであるYouTubeも、実はGoogleが2006年に買収した企業であり、Googleの検索エンジンと併せて、世界有数のマーケティングプラットフォームとなっています。

YouTubeだけでなく、Amazonや各種広告サービス、また一見Googleとはあまり関係なさそうに見えるビジネスも、Googleの影響を受けているといえるでしょう。

例えばアフィリエイトやランディングページなどの広告ビジネスもGoogleがあるからこそ成り立つものであり、日本国内では比較的馴染み深いYahooの検索エンジンもGoogleの検索エンジンをベースにしたものです。

インターネット検索や動画サイトはあまり使わないという人でも、仕事でGoogleのサービスを日常的に使っているかもしれません。エクセルやワードのような、ビジネスで使われるソフトウェアではMicrosoftが有名ですが、Googleも同等のソフトウェアを開発しており、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントの名称で、無料で提供しています。

Googleは、世界に最も大きな影響を与えたといっても過言ではない企業であり、インターネットに接続して使うMacやiPhoneを提供するAppleにとっても、なくてはならない企業といえます。

Google
主要拠点:アメリカ
設立:1998年
推定従業員数:10,000名
投資年月日:2010年1月1日
Googleの詳細情報

Appleの投資先には、イノベーションを起こしてきた企業ばかり

Appleの投資先企業を見ていくと、長い歴史を持ち、世界的なイノベーションに関わってきた企業への投資が中心であることがわかります。

エジソンの電球発明を支援した「Corning」や、世界最大の検索エンジンを提供する「Google」など、Appleの投資先は名だたる企業ばかりです。投資先企業の行っている事業も、近年注目を集める自動運転車やオンライン学習など、エンドユーザーに直接提供されるようなものではなく、さまざまな注目事業の基盤となるような開発・研究を行う企業が中心といえるでしょう。

また、Appleは投資企業よりも買収企業の方が多いです。2020年現在、ZUVAが保有するデータによると、Appleが買収した企業の数は、投資を行った企業の5倍近くに上ります。

Amazonのほかの投資先や、本記事では紹介していない買収企業についてのデータは、ZUVA Proでチェックできます。各業界の最新動向や、Apple以外の有名企業の投資情報など、世界が注目するビジネスの情報をお伝えしていくので、ぜひZUVAのメディア・データをご活用ください。

ZUVA
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