ニュース&コラム | 2020-04-29

世界のサイバーセキュリティ業界|ITベンチャーランキングTOP10

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世界のサイバーセキュリティ企業の中から、資金調達額の多い10社を紹介します。資金調達に成功している企業に着目すると、現在注目のテクノロジーや、今後のサイバーセキュリティ業界の動向が見えてきます。

近年では、リモートワークを推進する企業も多く、エンドポイントの保護や社内ネットワークへの安全な接続が、世界的に見ても急務です。クラウドアプリとモバイルデバイスの普及からも、境界のないネットワークでのセキュアな環境構築が、重要と言えます。

本記事を読めば、サイバーセキュリティ業界で注目を集めるテクノロジーと、業界の動向、安全な通信に関する世界的なニーズがわかります。

※2020年4月25日地点の累計資金調達金額のランキングです

ITベンチャー企業10位「Darktrace」

Darktraceは、人間の免疫システムに着想を得て、さまざまなサイバーセキュリティを開発する、サイバーセキュリティ企業です。機械学習を活用した、さまざまなサイバーセキュリティを開発しています。

Eメールセキュリティやクラウドセキュリティなどの、サイバーセキュリティ製品だけでなく、セキュリティインシデントを視覚的に理解するためのビジュアライザーなど、セキュリティに関するあらゆる製品を開発してきました。独自の機械学習によって、63,500もの未知の脅威に対応してきた実績があります。

社内ネットワークからクラウド上の仮想環境まで、あらゆるネットワークインフラを、未知・既知の脅威から保護することが可能です。

Darktrace
主要拠点:北アイルランド連合王国
設立:2013年
推定従業員数:500名
資金調達額:$2.3億

ITベンチャー企業9位「Lookout」

Lookoutは、攻撃を事前に予測・阻止することで、あらゆるモバイルデバイスを保護する、サイバーセキュリティ企業です。エンドポイントのセキュリティを強化し、モバイルデバイスから社内ネットワークへの、より安全な接続を目指しています。

2020年には、労働者のタスクの80%がモバイルデバイスから実行されると、世界有数のリサーチ・アドバイザリ企業のガートナーは予測しました。COVID-19のパンデミックの中、リモートワークの必要性も急速に高まっています。

Lookoutは、社内ネットワークに接続されたデバイスの状態を常に評価しながらも、あらゆるネットワークを介して企業リソースへ接続することを実現。安全なリモートワークと従業員のプライバシー保護の両立を可能にしました。

Lookout
主要拠点:アメリカ
設立:2007年
推定従業員数:250名
資金調達額:$2.8億

ITベンチャー企業8位「Skybox」

Skyboxは、幅広いサイバーセキュリティ管理プラットフォームを提供することで、複雑化するネットワーク内のセキュリティの課題を解決する、サイバーセキュリティ企業です。

130ものネットワークとセキュリティテクノロジーを統合し、データを収集、システムの可視性を提供。可視化されたデータによって、さまざまなシステムの脆弱性を発見し、脅威への対策を可能としています。自動化されたデータ収集と分析によって、あらゆる未知の脅威に対策可能な、効率的なサイバーセキュリティを実現しました。

Skyboxは、脆弱性やネットワークポリシーなどを管理することにより、包括的で効率的なセキュリティ運用を提供する、サイバーセキュリティ企業です。

Skybox
主要拠点:アメリカ
設立:2002年
推定従業員数:250名
資金調達額:$2.8億

ITベンチャー企業7位「Illumio」

Illumioは、セキュリティポリシーの簡素化と、数日単位のスピーディなネットワークセグメンテーションによって、データセンターとクラウド上のセキュリティを強化する、サイバーセキュリティ企業です。

1つの管理画面ですべてのトラフィックフローを確認し、リアルタイムマップを作成。ラベルを使用したワークロードのグループ化によって、セキュリティポリシーを簡素化します。簡素化されたポリシーの下でテストを行い、安全でスピーディに実装します。

Illumioのサイバーセキュリティを活用し、セグメンテーションを簡素化、ファイアウォールの負荷を削減し、$1,000万のコストカットに成功した事例もあります。

Illumio
主要拠点:アメリカ
設立:2013年
推定従業員数:250名
資金調達額:$3.3億

ITベンチャー企業6位「HashiCorp」

HashiCorpは、クラウド化によって、明確な境界のなくなったネットワークを、動的インフラでの管理とデータ保護へと移行する、サイバーセキュリティ企業です。

HashiCorpでは、暗号化キーの一元管理によって、転送中・保管中のデータの暗号化を簡素化します。復号化に必要なキーを5つに分割し、ローテーションすることで、あらゆるデータを保護することを可能にしました。

クラウド上での高度なデータ保護を実現するだけでなく、ネットワークやクラウドインフラの管理を自動化することで、さまざまなIT企業が、迅速かつ安全にアプリケーションを提供できるように支援しています。

HashiCorp
主要拠点:アメリカ
設立:2012年
推定従業員数:500名
資金調達額:$3.4億

ITベンチャー企業5位「Cyber​​eason」

Cyber​​easonは、エンドポイントの保護に特化した、サイバーセキュリティ企業です。アンチウイルスによる保護と、迅速な検知と分析により、エンドポイントを保護します。

Cyber​​easonのアンチウイルスでは、ファイルレスのものから未知のものまで、あらゆるマルウェアを自動的に検知し、即座にブロックすることが可能です。攻撃に関する情報は、直感的に扱える管理画面に統合され、影響範囲をすぐに把握できます。さらに、アナリストの扱うコンソール内から感染したデバイスの遮断や停止を行えるため、迅速な対応が可能です。

Cyber​​easonはあらゆる脅威からエンドポイントを保護し、未知の脅威への迅速な対応を可能とした、サイバーセキュリティ企業です。

Cyber​​eason
主要拠点:アメリカ
設立:2012年
推定従業員数:100名
資金調達額:$3.8億

ITベンチャー企業4位「StackPath」

StackPathは、エッジコンピューティングを活用し、クラウド上のセキュアなプラットフォームを提供する、サイバーセキュリティ企業です。Web・アプリケーションの開発プラットフォームとしても利用できます。

StackPathは、エッジコンピューティングにより、セキュアな環境はもちろん、レイテンシの少ない、快適な環境を構築。全世界に45のフルスタックエッジを配置し、合計65Tbps以上のスループットを実現しました。StackPathのプラットフォームは、スタートアップからFortune50まで、100万以上の企業で利用されています。

StackPathは、セキュアで快適なインターネット環境の実現をミッションとする、サイバーセキュリティ企業です。

StackPath
主要拠点:アメリカ
設立:2015年
推定従業員数:250名
資金調達額:$3.9億

ITベンチャー企業3位「SentinelOne」

SentinelOneは、特許を取得した複数のAIを用いることによって、既知と未知の脅威への自動的な対応を可能とした、サイバーセキュリティ企業です。リアルタイムでのエンドポイント保護に力を入れています。

SentinelOneでは、静的解析エンジンを用いることで、ファイルを実行する前にスキャンを実行します。マルウェアが検知されると、ファイルの実行前に隔離することが可能です。ファイルレス攻撃も、動的解析エンジンによって検知し、防御できます。マルウェアなどの被害を受けた場合も、AIによる被害範囲の確認と、自動修復が可能です。

SentinelOneは、AIを用いた高度な防御と自己修復により、セキュリティインシデントの発生による時間的損害をも防ぐ、サイバーセキュリティ企業です。

SentinelOne
主要拠点:アメリカ
設立:2013年
推定従業員数:500名
資金調達額:$4.2億

ITベンチャー企業2位「Kaseya」

Kaseyaは、サイバーセキュリティを含む、さまざまなIT管理を提供する企業です。あらゆるIT管理ソリューションと、セキュアな環境での効率的な業務をサポートします。

IT管理とセキュリティを統合し、1つのシステム内で管理することによって、企業に効率的な業務環境を提供します。Kaseyaのソリューションでは、エンドポイントの管理とネットワークの監視を同時にすることが可能。シングルサインオンや多要素認証を組み合わせることで、業務効率とセキュアな環境を両立しています。

Kaseyaは、ITの簡素化を軸として、IT管理ソリューションとサイバーセキュリティを提供する企業です。

Kaseya
主要拠点:アイルランド
設立:2000年
推定従業員数:250名
資金調達額:$5.4億

ITベンチャー企業1位「Netskope」

Netskopeは、アクセス元となるデバイスに関係なく、ネットワークへのアクセスを可視化し、あらゆる脅威から保護する、サイバーセキュリティ企業です。

Netskopeは、クラウド上のアプリとモバイルデバイスの普及に対応するために、データ中心のクラウドセキュリティを構築しました。クラウドで公開され、個人のデバイスに送信されるあらゆるデータを追跡することで、ユーザーとデータを保護します。高速なクラウドセキュリティを提供し、快適な通信を妨げることはありません。

クラウドアプリ、モバイルデバイスの普及に対応し、時代に合ったセキュリティを提供する、サイバーセキュリティ企業です。

Netskope
主要拠点:アメリカ
設立:2012年
推定従業員数:500名
資金調達額:$7.4億

サイバーセキュリティ企業の資金調達額から、AI活用とエンドポイント保護への注目度がわかる

世界のサイバーセキュリティ企業を見ていくと、単純なアンチウイルスではなく、ファイルレスマルウェアや未知の脅威への対策が注目されていることがわかります。テクノロジーの進化とともに、サイバー攻撃も進化しているため、既知の脅威への対策だけでは、十分なサイバーセキュリティとは言えません。

AIによる自動検知・防御だけでなく、被害の把握と自己修復に力を入れている企業もあり、セキュリティインシデント発生に伴う時間的損害、費用の削減も注目されていると言えます。

また、資金調達額上位のサイバーセキュリティ企業には、エンドポイントの保護に力を入れる企業も多いです。テクノロジーの進化や、COVID-19のパンデミックにより、リモートワークの普及が世界的な急務となっている点からも、サイバーセキュリティ企業の動向から目が離せません。

世界のサイバーセキュリティベンチャーは勿論、AIや農業など700を越えるカテゴリーの中から、3クリックで業界動向、有望スタートアップが探せるZUVAProを使って、このランキングを作成しました。

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