ニュース&コラム | 2020-04-10

【動画でみる】コロナでZoom株価上昇|元経産省に聞く世界と日本のテレワーク最前線

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Zoomの株価が年初来上昇率83%超を記録。時価総額は、日本の三井物産や日立製作所を超える。Zoom含む世界のテレワークと日本のテレワークの違いや、今後のテレワークについて、元経産省の増山さんに解説して頂く。

この記事は、YouTube動画の書き起こし記事です。

『コロナでzoom株価上昇。元経産省が語る日本と世界のテレワーク最前線とは』

ゲストプロフィール

元経産省・北海道経済産業局長
増山としかず

前環境省特別参与
元 北海道経済産業局長/元 中小企業基盤整備機構筆頭理事
旭川大学客員教授
星槎大学・星槎道都大学特任教授
京都先端科学大学客員教授
一般財団法人京都きもの伝承文化協会理事長
一般財団法人企業危機管理支援機構副理事長
一般社団法人グローバルブロックチェーン協議会 代表理事

日本経済を強くしなやかにする会 代表
北海道を強くしなやかにする会 代表
中小企業を元気にする会 代表

世界のテレワーク(在宅支援)の最前線とコロナの影響

佐々木真奈美氏(以下、佐々木)
皆さんこんにちは。ZUVA TVは、これからの世界が分かるニュース番組です。
今週のゲストは、元経済産業省北海道経済産業局長、増山壽一さんです。よろしくお願い致します。

増山壽一氏(以下、増山)
よろしくお願いします。

佐々木
まずは現在世界で、猛威を振るっているコロナウイルスですが、これに負けじと経済活動に大きく貢献している会社の紹介から。テレワーク、在宅支援サービスの話題からです。シリコンバレービジネスジャーナルからのニュースを、一部抜粋してお届けします。

世界のテレワーク企業が社会貢献

コロナウイルスの大流行の影響で、世界最大手ビデオコミュニケーションテクノロジー会社、Zoom社が、zoom無料オンラインミーティングの上限である、40分の制限を撤廃しました。

Zoom社に続き、世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社Cisco社は、提供する無料Webex通話の時間制限とユーザー制限を解除しました。

さらに Googleもビデオコミュニケーションサービス、ハングアウトのプレミアムバージョンを7月1日まで無料で提供し、最大250人の参加者との無料通話、最大10万人の視聴者のライブストリーミング、録画機能を可能にしたと伝えています。

さあ増山さん、コロナウイルスの影響が、アメリカにも出始めてきましたね。

増山
ついに来ましたね。株価は10年ごとに大きな谷が来るって言いますけど、やっぱり今年も見えないコロナウイルスから、ニューヨークの株価も下がり、大変なことになってますね。

佐々木
そうですよね。そんな中で、ある企業の株価が堅調なんですよね。

コロナで追い風 Zoomの株価

増山
アメリカのZoomという会社ですね。創業者はEric Yuanっていう中国系のエンジニアが作って、そして非常に競争が厳しいと言われていたビデオチャット、ビデオ会議の中で、Zoomが突き抜けて大きく成長している。

半年前に比べても、株価が二倍以上。最近のニューヨークの株価が下がっている中でも、堅調な伸びをしていますね。Zoom非常に注目すべき会社ですね。

ユニコーン企業 Zoomの時価総額は

佐々木
Zoom社の時価総額ってどれくらいなんだろうな、と思ってしまったんですけど。

増山
どれくらいだと思いますか?

佐々木
まあでもユニコーン企業っていう風に聞くので、最低でも1000億円以上はあるのかなと。

増山
1000億・・・より遥かに大きくて、その30倍40倍、3兆円、4兆円企業ですね。
日本で3兆円というと三井物産、あるいは日立製作所という。それこそ何万人も従業員を雇っているような会社と、同じだけの価値があるという事になります。

出典(Google Finance Zoom Video Communications)

Zoom株価好調の背景は、世界のテレワーク事情も関連

佐々木
Zoom社の創業が2011年と聞いたので、やっぱりアメリカのスタートアップの力強さも感じますし、上手く時代の流れに乗っているのかなという気もするんですけども、Zoomが好調な理由というのは、どう分析されますか。

増山
日本では最近のコロナウイルスの関係、あるいは東京オリンピックの準備のためにテレワーク、テレワークと皆が言っていましたけど、実は、アメリカではシリコンバレーにおいては、皆が通勤電車に乗って働くというライフスタイルではなくて、

意味のある時に集まって、それ以外はテレワーク、バーチャルな環境を使用、というニーズがある中で、Zoomが突き抜けた技術力と、コンセプトで成長したという事だと思いますね。

特にコロナウイルスの関係で、人々は在宅で勤務することの意味と、心地よさと、ある意味限界を分かったと思うんですけども、それをテコにして、もう一段の成長スキームに今入ってきたと、そういうことだと思います。

佐々木
今までもそういったリモートで仕事をするためのサービスや会社は、既にあったと思うんですけども、その中で特にZoom社が注目されているのは、どういった特別な価値があるんでしょうか。

Zoomの付加価値

増山
やはりFaceTimeにしても、Skypeにしても、一対一の電話のコミュニケーションからスタートしたシステムなので、所詮は一対一の関係を一対多にするので、そうなるとごちゃごちゃしてしまうんですね。

例えばビデオ会議などをやっていても、雑音がいっぱい入ってうるさいんですけど、Zoomっていうのはまさしく場、会議室を作ってそこにインバイトして人が入ってくる、そこにホワイトボードもあるし、議事録機能も付いている、というような付加価値と品質で売っているという事が成功の秘訣なんじゃないかなと思うんですね。

日本のテレワーク事情

増山
ちなみに今、日本でも面白いテレワークの取り組みがあって、ようやく今皆がテレワーク、テレワークって言っているんですけど、ある時、今度就職のフレッシュマンが、私の横で喫茶店で喋っていたんですよ。

コロナウイルスの関係で、在宅でオンラインで研修を行わないといけないという話になって、みんな大変だと、一応在宅だと言いながらみんなスーツを着て、ずっと一日中座ってビデオに参加していないといけないと、苦痛で苦痛で仕方ないと。

そういう時に、例えばアプリケーションでお化粧しなくても、お化粧したような感じでビデオが出来るとか、光がいいアングルで当たるように、カメラから光が出るとか。そのようなサービスをやっているというような会社も、出ているようです。

これは非常に日本的な発想だと思いますね。LINEで絵文字を作って、emojiが世界の言葉になるように、そういうようなところと、Zoomの技術が組み合わさると、もっと面白いテレワークになるんじゃないかと思いますね。

嫌々やるテレワークじゃなくて、楽しいテレワークになると、次の新しいマーケットができるんじゃないかなと思いますね。

佐々木
まさに今、日本、いろいろな会社がリモートワークを実施していて、それでそこでの課題とか、もっとこれがあったらいいのにという不満って出てきていると思うので、まさにそれを解消する企業が現れたり、既存のモノが新たにバージョンアップすると、伸びてきそうな感じもするかな、なんて思います。

増山
こういうのを日本とアメリカのベンチャーの組み合わせによって、新しい製品がアップデートされるということになるんじゃないかなと思いますね。

佐々木
今後に期待ですね。

(出典)Silicon Valley Business Journalhttps://www.bizjournals.com/sanjose/news/2020/03/03/remote-work-cisco-webex-google-hangouts-zoom.html

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