コロナウイルスの影響で、リモートワークステーションのスタートアップGrowrkの需要が急増

2020-03-16

Mary Ann Azevedo March 4, 2020

コロナウイルスに対する懸念がエスカレートする中で、在宅勤務を実施する企業が増えている。そのため、リモートワーカーを配置している企業が関心を集めているのは驚くことではない。

ロサンゼルスを拠点とするGrowrkは、昨年3月に設立されたスタートアップだが、正式な運用はわずか6か月前に開始したばかりだ。Growrkによると、特にベイエリアにある企業を中心に、サービスを提供する顧客が10倍にも急増しており、従業員の在宅勤務対応がますます求められている。

詳細を知るために、元VCで、VCから支援を受けている家具レンタル会社CasaOneの共同創業者兼CEOであるCarlos Escutia氏に電話をかけ聞いてみた。

Escutia氏は、コロナウイルスに対する懸念が最近急増しているが、それ以前であっても、リモート勤務を最優先する企業の増加は、これからも続く傾向であると考えていると述べた。

「次の5〜10年で、実際に事務処理を行う方法の概念自体が変わります。」と彼は言う。「それが、ゆっくりと起こるのを見てきました。しかし、このような事態は、そういった変化を加速するだけかもしれません。これは予想していなかった活用事例ですが、私達は変化を起こす立場にあります。」

Escutia氏によると、最初の資金調達ラウンドを終了するGrowrkは、今週だけで、ベイエリアで最大の技術系企業を顧客として契約に関する署名をした。彼は守秘義務を理由に、詳細を公開することは見送った。

「私たちが以前、連絡をした際には反応がなかったような大企業の多くが、突然「私たちの会社もリモートワークを導入する必要がある」と言って私たちに連絡をしてきました。」と、Escutia氏はCrunchbase Newsに語った。

どのように機能しているか

Growrkは、多くのリモートワーカーが、コワーキングスペースやカフェに行くよりも、自宅で作業することを好むという前提で運営している。

Growrkは、月毎のサブスクリプション費用で、「あらゆる規模の」企業がリモートワーカーに対して、人間工学に基づいたホームワークスペースで柔軟かつ快適に作業できるようサービスを提供している。Escutia氏は、製造業者と直接やりとりをしているため、仲介業者を省くことができると述べている。その結果、企業が機器を直接購入した場合よりも低価格で提供することが可能だ。

毎月のサブスクリプションは月額50ドル(約5,400円)から188ドル(約20,300円)の範囲で、最低3か月間からの契約が可能だ。多くの場合、会社が提供する毎月の給付金を使用している従業員は、任期の終了時に機器を保持するか、Growrkに返却するかを選択することが出来る。Escutia氏によると、高品質のホームワークステーションは、購入すれば1,000ドル(約10万8,000円)から5,000ドル(約54万円)で販売されている製品だ。これには、スタンディングデスク、人間工学に基づいた椅子、LEDデスクランプ、モニター、モニターアーム、周辺機器、ファイルキャビネット、および人間工学に基づいたスタンドマットなどの、他の機器も含まれる。

また、企業は、従業員が必要なものを個別に入手できるようにすることも可能だ。

「一時的な状況のために、機器を購入することは現実的ではありません。大企業だけでなく、スタートアップにとっても柔軟性の高いソリューションを構築したかっただけです。」と彼は言う。「特定の予算を満たすために、個別にパッケージをカスタマイズすることが出来ます。」

Growrkには、現在5人の従業員がいる。また、ロサンゼルス、サンフランシスコ、メキシコで、自社もリモートファーストの会社として、各地域でスタッフとして働いている。当然のことながら、需要の急増により、同社は現在、人材の採用を行っている。

コロナウイルスが懸念される前から、リモートワークが増加していた。Upwardが実施した2019年のFuture Workforce Reportでは、2028年までに全チームの73%がリモートワーカーを雇用することが明らかになっている。また、FlexJobsとGlobal Workplace Analyticsによる2019年の分析では、リモートワークが「過去5年で」44%、「過去10年で」91%増加したことが分かっている。

出典:crunchbase news