「IKAS」(注1)「紅杉資本」(注2)から数千万元のシリーズPre-A融資を獲得、半導体スマート製造市場の開拓加速

2020-03-16

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注1:「IKAS工業」IKAS INDUSTRIAL AUTOMATION
中国語正式会社名:深圳埃克斯工业自动化有限公司 2017-09-20設立
注2:「紅杉資本」 红杉资本中国基金(Sequoia Capital China)2005-5設立

36Kr・2020-03-12

現時点で国内の半導体自給率は15%のみで、2025年に50%の自給率目標を達成するには業界の生産能力を2017年比2倍以上増加しなければならないほどの開きが、まだある。
36Krは半導体スマート製造サービス企業「IKAS工業」が最近数千万人民元のシリーズPr-A融資を完了し、投資者は紅杉中国シード基金で、「青桐資本」(2014年3月設立)が今シリーズの独占財務顧問を担当したとの情報を得た。今回の融資は主に研究開発チームを拡張し、蘇州、上海、シンガポールなどの地域の販売、技術サポートシステムを構築するために使われる。同社は今後も半導体製造企業や設備企業との連携を引き続き進めていく。

「IKAS工業」は2017年設立、主にIC製造及びパッケージ・テスト、LED、太陽光発電などの半導体製造関連業界にスマート製造ソリューションを供給している。同社は自社で開発したROPN工業システムモデリングを基盤技術としてAI、ビッグデータを結合し、主に製造過程の設備メンテナンス、生産工程アレンジなどの各プロセスに対して30種類以上のモジュール化製品を発売した。

創業者兼CEOの李傑によると「IKAS工業」のチーム経歴は工業モデリング、半導体製造、AI分野に及んでおり、多様な業界、技術バッグラウンドも製品開発の基礎にある。彼らの科学者チームはIEEE RAS半導体工場自動化専門委員会設立委員長で国家長江学者の周孟初教授が率いている。産業専門家チームは海外経験のある半導体専門家を多く擁しており、その中でCTO劉斌博士はかつてAMD、三星電子、GLOOBAL FOUNDRIESに勤務していた。AIチームはCEOの李傑によって率いられ、チームはAI分野での起業経験がある。
現時点で国内の半導体の自給率は15%にすぎず、2025年に50%の自給率目標を達成するには業界の生産能力を2017年比2倍以上増加しなければならないほどの開きが、まだある。

一方半導体の生産ラインは生産金額が高く、生産プロセスは複雑で、かつ高い自動化、デジタル化水準を備え、スマート化によるアップグレード需要が明らかにある。
「IKAS工業」の主な製品は、スマート生産計画・アレンジ(APS)、リアルタイム生産スケジューリング(RTD)、予測性設備メンテナンス(PdM)、Digital Twin設備制御・スケジューリング、設備自動化(EAP)、AI品質検査などを含んでいる。具体的には半導体製造における設備と人員の手配、生産計画アレンジ、生産実行、品質検査、資産の監視と運営・メンテナンス、データ処理など多岐にわたる。

半導体スマート製造の分野では海外の半導体設備メーカーも顧客にソフトウェア製品を供給している。しかしこのようなソフトウェア製品は100%標準品で顧客は更に二次開発が必要である。「IKAS工業」の製品は「テンプレート化+カスタム化」出荷方式を採用し、汎用性に基づきつつ顧客のニーズに対応しカスタム開発している。また海外設備メーカーの関連ソフトウェア製品はまだ中国市場で普及しておらず、「IKAS工業」の製品は十分な希少性を持っている。
同社は現在、製品の機能と投資回収見込の違いに基づき異なる課金をしている。予測的設備メンテナンスシリーズ製品は資産と設備数量により計算され、他のソフトウェアシリーズ製品はライセンス費又は効率向上に応じたインセンティブである。

「紅杉資本中国基金」総経理靳文戟は「工業は国家の最も主要な経済推進力で、中国は一貫して全世界に製造業で貢献をしている。半導体は典型的な高付加価値、高技術障壁産業で、我々は「IKAS工業」のチームの実力と技術先進性を高く評価しており、その中核製品は中国半導体産業チェーンの空白を埋めている。今回の融資は「IKAS工業」が顧客の導入を加速し、半導体産業の全面的なスマート化へのアップグレードを実現することを推進する」と述べた。「青桐資本」董事総経理方潔は「IKAS工業」は中国半導体スマート製造ソリューションプロバイダーとして、半導体設備早期アラーム、スマート生産計画などの製品には十分な希少性がある。我々は「IKAS工業」の技術力と体系的生産管理製品の中国半導体産業チェーンにおける価値を高く評価している。

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本文章の出典:36Kr

出典:QMP news