ニュース&コラム | 2020-03-12

Zumperが6,000万ドルを調達、’1年リースのAirbnb’ を目指す

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Mary Ann Azevedo, March 10, 2020

賃貸人と家主の賃貸市場を運営するZumperは、今朝、新しい投資家のe.venturesがリードしたシリーズDラウンドで、6,000万ドル(約62億8,000万円)を調達したと発表した。

新しい支援者としてGreycroftも、今回のラウンドに参加した。これにより、2012年の設立以来、サンフランシスコに拠点を置くZumperの累計調達額は1億5,000万ドル(約157億円)以上となった。Stereo CapitalとAxel Springerは、2018年9月に同社のシリーズCラウンドをリードし、4,600万ドル(約48億円)を調達した(その時点で、Crunchbaseによると、同社は2億ドル(約210億円)のプレマネーバリュエーションを受けていた)。同社には、Kleiner Perkins、Breyer Capital、New Enterprise Associatesなどの有名なVCが投資家として名を連ねている。

ZumperのCEO兼共同創業者であるAnthemos “Anth” Georgiades氏は、同社の現在の評価を「2018年の評価から大幅なステップアップをした」と述べたが、開示をすることは見送った。

Zumperによると、同社のミッションは、「ホテルを予約するのと同じくらい簡単に」アパートを借りることだとしている。このスタートアップは、(ユーザーの観点からすると)米国で最大の非公開のレンタル市場だと説明している。昨年、6700万人がZumperを使用し、米国およびカナダの不動産の検索、掲載、または賃貸を行った。Georgiades氏は、今年、ユーザーが8000万人に達すると予想しており、同社は月に100万件を超えるリスティングでの宣伝を支援していると述べている。

‘1年リースのAirbnb’

住宅用不動産市場のスペースは、確かに競争が激しく、Zumperは上場企業のZillowなどと競合している。

Georgiades氏にとって、Zumperは、賃貸におけるプロセスのすべての過程で人々を支援し、真の「エンドツーエンド」市場にするという点で、他社から差別化している。

たとえば、Zumperは、賃貸人がアパートを見つけて申し込み、予約する機能を提供している。また、家主に対して家賃をデジタルで支払うことも可能だ。また、小さな家主や集合住宅の所有者を支援し、テナントの検索、マーケティング、家賃の徴収なども支援している。

同社は、次の2つの方法で収益を上げている。家主は、従来のリードジェネレーションモデルで、より多くの露出を得るためにフィードの最上位になるように料金を支払う。また、Zumperに支払うことで、リースを終了することが出来る。たとえば、家主がツールを使用してトランザクションを実行する場合、Zumperにトランザクションごとに料金を支払う。

Georgiades氏は、売上高に関する数値を公表することを見送ったが、同社は前年比100%増の「かなり大きな」収益を上げたと話している。

「私たちは、決して小さな成長を続けているわけではない」と彼はCrunchbase Newsに語った。

一方、同社は、従業員数を、前年の約100人から200人に倍増した。 Zumperの従業員は、サンフランシスコ、ニューヨーク、スコッツデール、シカゴ、ロードアイランド州プロビデンスのオフィスで勤務している。

今後、同社は、今回新たに調達した資金を使用して、セールスチームとエンジニアリングチームを成長させ、トランザクションツールの拡張に投資をするとしている。 同社によれば、現在、オーディエンスの90%がZumperを検索で見つけているという。

「最終的に、私たちは’1年リースのAirbnb’になりたいと考えています。」とGeorgiades氏は言う。

e.venturesの共同創業者でありマネージングパートナーであるMathias Schilling氏にとって、これまでのZumperの進歩は「著しい」ものだ。

昨日、英国での同様のサービスについて記事を掲載した。 ロンドンに拠点を置くGoodlordは、約1300万ドル(約円)を調達したと発表した。 GoodlordのSaaSプラットフォームは、家主、リース代理店、および賃貸人にとって、レンタルをするプロセスをよりスムーズかつ効率的にすることを目的としている。同社は、契約から身元保証、支払いまで、幅広いサービスの処理をすることが出来る。

出典:crunchbase news