ニュース&コラム | 2020-03-10

新型コロナウイルス感染症で、中国ドローン業界は夜明けを迎えていますか?|億欧Q&A

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億欧網 · 2020-02-18

現在、ドローンは航空写真、農業、植物保護、宅配運送、災害救助、回線のメンテナンス、交通案内などの多くの分野で広く使用されています。現在の「新型コロナウイルス感染症の戦い」で、ドローンは新型コロナウイルス感染症についての警報、警告からスプレー消毒、予防と制御の監視まで、さまざまな役割を果たします。
1月28日にドローンがお婆さんを「説得する」のビデオがインターネットによって広められ、多くの注目を集めました。ビデオでは、ドローンのスピーカーがマスクを着用していないお婆さんに向かって警告し、広場でマスクを着けずに歩いていたお婆さんは、ドローンの警告を聞き、見上げながら引き返し、ついに家に帰りました。


著者が「梨動画」からのスクリーンショット

作者によると、これは内モンゴルのある都市(庙子鎮草房子村)で起こった事件です。マスクを着用しないであちこち遊び回る村民に警告を与えるため、政府の関連部門はドローンを使って新型コロナウイルス感染症の予防と制御に関する知識をPRしました。さらに、ハルビン、上海、西昌、宜春、宿遷、諸暨などの都市も、ドローンを使って新型コロナウイルス感染症の予防の知識を宣伝しました。
さまざまな使用分野に応じて、ドローンは軍用ドローンと民生用ドローンに分類できますが、民生用ドローンは産業用ドローンと消費者用ドローンに分類されます。現在、技術的特性の分類に従って、ドローンは固定翼ドローン、マルチロータードローン、無人ヘリコプター、複合翼ドローンに分けることができます。
今回新型コロナウイルス感染症の発生中に使用されたドローンのほとんどは民間のマルチロータードローンでした。

ドローンが「新型コロナウイルス感染症の戦い」に活躍

伝染病への感染に抵抗する観点から、ドローンを使う効果は絶大であり、群衆の市中感染を回避し、ドローンに対する国民の意識を高めることもできます。インタビューで、黄浦公安特別警察チームの警官である仇彦は次のように述べました:近距離の接触を減らすため、ドローンを使って重点地域で空中パトロールを行い、機体に取り付けたスピーカーを使って、公共場所に滞在する人にマスクをして自分の健康を守ってくださいと警告しました。
彼によると、ドローンは高感度カメラを使用して地上の画像を取得し、取得した情報を警察に送り、現場の状況を素早く処理するための調査と判断をサポートできます。筆者は今回、多くのドローン会社が今回新型コロナウイルス感染症との戦いに参加していることを知りました。
例えば、DJI(大疆)は、新型コロナウイルス感染症との戦いの先駆者を支援するために1,000万元の基金を設立し、植物保護ドローンを使用して消毒のガイドラインを発行しました。AntWorks(シンガポールの会社)は、医療検疫用品や物のドローン運送を提供しました。Ewatt(易瓦特)は、医療用物資を寄付し、「緊急予防および制御支援飛行チーム」を設立しました。Jifei Technology(极飞科技)は、新型コロナウイルス感染症の予防と消毒のための特別な基金を設立し、Jifei Technologyの国内ドローン防疫と「春の雷」作戦を開始しました。
さらに、SF(顺丰)、JD Logistics(京东物流)、Suning Logistics(苏宁物流)、Cainiao(菜鸟)、およびその他の物流配送会社も速達および資材配送にドローンを使用しています。
実際、ドローン技術の開発が成熟し続けるにつれて、ドローンがさまざまな分野で出現し始めており、民間のドローン市場も急速に人気が上昇しています。China Aviation Newsによると、2017年、中国の民間ドローン製品の生産量は前年比で67%増加し、2018年3月現在、登録ドローンの数は18万台を超えています。下の図からわかるように、2018年の民間市場の規模は96億元であり、国内ドローン全体は2019年に201億元に達すると予想されています。

2013年から2019年までの中国におけるドローン市場規模推移(2019年は予測)(単位:億人民元)

青色:無人ドローン市場 オレンジ色:民生市場 黄色:軍事利用

新型コロナウイルス感染症流行中にドローンが頻繁に利用されたという事実は、ドローン市場の夜明けがもうすぐ来ることを意味しますか?筆者は、ドローン市場の将来は非常に有望であると考えています。結局のところ、ドローンはより複雑な産業チェーンを持ち、製品開発であろうとアプリケーションサービスであろうと、付加価値は比較的高いです。
さらに、ほとんどの国内ドローン会社は、主にマシン全体の組み立てに集中していますが、このリンクでは技術的な閾(しきい)値が低く、今後、競争が激化するにつれてドローンの組み立ての粗利益率は低下し続けます。コアテクノロジーおよびアプリケーションサービスは、ドローン企業の中心的な競争力になります。

ドローンの核心技術は「誰の手」に

中国のドローン産業の発展は、外国より遅れて開始し、初期段階にあります。特に複合材料、制御システムチップ、ネットワークチップ、ネットワークや偵察技術、位置情報の分野では、業界全体の技術水準は高くはありません。さらに、大量の物資の搭載には従来の離陸/着陸環境は利用できません。回路接続の信頼性は弱く、ハイパースペクトルセンサーは大量のエネルギーを消費し、長期運用能力には適さず、すべてドローンの開発に影響する課題です。

たとえば、DJI(大疆)を国内ドローン業界の発展のリーダーとして、同社は飛行制御システムとPTZテクノロジーのリーダー的地位にあります。ただし、無人のハイエンドマシンチップ製造に関しては、主にIntelやQualcommなどの外国企業の手に技術は集中しています。

しかし、これら課題は国内のドローン産業の発展と市場需要の低下に影響を与えておらず、逆に国内企業は研究開発に多くの力を注ぎ、開発を加速させています。現在、中国は世界市場のドローンの需要では世界第二位に位置付けされているため、国内の競争はますます激しくなっています。

人民日報が報告した最新のデータによると、2019年6月末現在、中国で登録されているドローンの数は339,000台にも達しました。深圳だけでも、世界の民間小型ドローン市場の70%を占めています。

ドローン市場で圧倒的な地位を築いているDJI(大疆)以外にも、Zero Smart(零度智控)、Yihang(億航)、Jifei Technology(极飞科技)、Ewatt(易瓦特)、Xingluo Intelligent(星逻智能)などのドローンを研究開発製造する企業以外にも、Xiaomi(小米)、Tencent(腾讯)、Meituan(美团)、Haikang(海康)、SF(顺丰)、JD Logistics(京东物流)、Cainiao(菜鸟)などの企業がドローン市場に参入してきました。また、EWatt(易瓦特)は最近、新しい第三シリーズの商品を市場に投入してきました。

Intelligent Bird UAVの王效波会長にこう述べた。 「これから、ドローンの市場競争は非常に激しく、多くの国際的な巨人や国内のスタートアップ企業が戦うでしょう。3〜5年以内に、たくさんの新しい企業が登場すると同時に、たくさんの企業が徹底することになるのは至極当然なことだ。

同時に、ドローンは現在人気がありますが、以前からドローンビジネスに参入してきている会社は多くはありません。ドローンの分野について、楽観的なスタートアップ企業、上場会社または投資グループが多く存在し、今後、より多くのドローン会社がこれから誕生すると予想されます。

今日、AIや5G通信などの新技術の着実な改善に伴い、基本的なコンポーネントも小型化、低コスト、低消費電力に移行し始め、ドローンのコストは引き続き減少します。これがドローンの開発に良い環境を作り上げています。さらに、2017年に工信部が発行した「民間ドローン製造業の発展の促進と規制に関する指導的意見」は、2025年までに、民間ドローンの生産額は1,800億元に達し、平均年間成長率は25%以上になるでしょう。

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本文のソース:億欧網

主なドローン製造企業(訳者説明付記)

DJI(大疆)(山西大疆慧飞科技有限公司、2017-03-22設立)
Zero Smart(零度智控)(零度智控(北京)智能科技有限公司 2009-02-24設立)
Yihang(亿航)(广州亿航智能技术有限公司2014-08-08設立)
Jifei Technology(极飞科技)(广州极飞科技有限公司 2012-04-13設立)
Ewatt(易瓦特)(正式中国語会社名:易瓦特科技股份公司 2010-05-13設立)
Xiaomi(小米)(小米科技有限责任公司、2010-03-03設立)
Xingluo Intelligent(星逻智能)(星逻智能科技(苏州)有限公司 2017-07-19設立)
AntWorks (シンガポール 2015年設立)

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