ニュース&コラム | 2020-03-11

人工関節置換術のローカルイノベーション推進中の「寛岳医療」(注)は数億元の資金調達を実現

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注:「寛岳医療」正式中国語会社名:宽岳医疗生物科技有限公司 2015年12月28日設立
日本語会社名:寛岳医療生物科技有限公司
「36Kr」2020-03-02

「銀発経済」(注)と密接に関連する人工関節の分野は、潜在的な集団の巨大市場の先駆けとなる

注:「銀発経済」高齢者に対する消費業務、サービス、産業などを指す

「36Kr」によると、人工関節研究開発企業b-ONE「寛岳医療」が「無錫金投資太湖基金」、「斯道资本」(注:会社名:富达国际有限公司)とその姉妹基金F-Prime Capitalを中心に数億元の資金調達の新しいシリーズを完了したとの情報を得た。この資金調達を完了した後、「寛岳医療」は無錫への投資を増やすと同時に、主要な技術革新を加速し、製品ラインナップを豊富にし、且つ、改善し、国内および国際市場を開拓し、マーケティングプロモーションを促進するとのこと。

2015年に設立された「寛岳医療」は、中国に拠点を置く世界的な人工関節研究開発企業であり、独自に開発された股関節製品は、2018年10月に米国FDA 510(K)認証を取得し、2019年6月に米国で最初に参入した中国の企業である。

2020年2月の時点で、「寛岳医療」の膝関節製品は中国の約200の病院に参入している。また、「寛岳医療」は米国の複数の州で手術を行い、米国に販売本部と二つの物流サービスセンターを設立した。中国と米国以外の国際市場では、「寛岳医療」は現在7か国で製品登録を完了しており、まもなく5月初旬に中国と米国以外での最初の手術を始める予定。

人工関節へ置き換えのための技術的に重要な課題は、骨と人工関節の連続部分の材料やデジタル化された手術などの技術があげられる。 現在、「寛岳医療」はこれらの領域を重要視しており、いくつかの中核分野で米国特許出願を提出している。

さらに、今年の初めに、「寛岳医療」は国際研究開発部門を再編成し、独立したチームがグローバルイノベーションセンター(BIC)を設立して、新しい材料と新しいプロセスの開発に注力している。中国と米国の大学及び研究機関の協力を深め、将来危機に陥る可能性のある最先端技術の確保をし、早期の商品化を実現する。

人工関節置換手術については、関節疾患進行の後期の痛みを取り除くため、外科的解決策であり、患者の生活の質を直接改善することができる。ただし、市場の成熟度により、中国での関節置換手術の年間執刀数は現在、米国の半分未満である。両国の人口比率と合わせると、中国の人工関節市場の潜在的な規模は、既存のベースの11倍となる。


亿人口(億人)、2019人口奇点(2019人口分岐点)、岁(歳)、年份(年度)

データソース:中華人民共和国国家統計局および全国高齢化作業委員会

「太湖基金」はこう述べた。「寛岳医療」との資本提携の理由は、まず、人工関節の分野は潜在的なブルーオーシャン市場であると見ていること。「専門家は、今世紀半ばに中国の60歳以上の高齢者の割合が35%の割合に達すると予測しています。「銀発経済」に密接に関連する人工関節の分野は、潜在的な集団の巨大市場の先駆けとなるでしょう。私たちは新しい時代の扉に立ち、次の10年を楽しみにしています。」

「寛岳医療」の創設者兼CEOの王俊文は述べた。中国では、国内の巨大市場に支えられて、過去10年間に国内で急速に成長し、いくつかの上場企業が生まれてはいるが、主要なプロセスと材料に焦点を当てている国内企業はほとんどない。製品設計の分野で市場の注目を集めている画期的な革新、および改善はない。それらは、欧米企業のプロセスに従うことが多く、製品のコスト構造と市場への費用対効果を最適化することに特化しており、中国ブランドはグローバルなハイエンド市場では比較的存在感が薄い。「寛岳医療」は、次の10年でこの状況を打破したいと考えている。

「寛岳医療」は王俊文の三番目のベンチャー企業であると報告されている。 2006年、米国の「強生」(注:会社名:强生中国有限公司)で整形外科のキャリアを開始し、2010年に「強生」(注:会社名:强生中国有限公司)を退職し、「康輝医療」(注:常州市康辉医疗器械有限公司)(後に「美敦力:Medtronic Public Limited Company」完全所有)に最高財務責任者(CFO)として担当していた。「康輝医療」は、これまでのところ米国で上場している唯一の中国の整形外科会社であると報告されている。 2013年、王俊文と元「康輝医療」の営業責任者は「聞泰医療」(注:会社名:闻泰医疗科技上海有限公司)を共同設立し、整形外科の脊椎と外傷の分野に焦点を当てた「無錫百得医療」(注:会社名:无锡市闻泰百得医疗器械有限公司)を買収および再編成し、 急速な発展を遂げた。引き続き「寛岳医療」を設立。参入障壁は高いが、グローバルで市場規模の大きな人工関節置換の分野に参入した。

人工関節の分野では、「36Kr」が「力達康」(注:会社名:北京力达康科技有限公司)、「昕(日本語の漢字なし)健医療」(注:会社名:上海昕健医疗技术有限公司)およびその他の企業についても報告している。

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ニュースの出典:「36Kr」

出典:QMP news