ニュース&コラム | 2020-03-02

ノンコーディングのワークフロービルダーProcess Streetが、AccelリードのシリーズAで1,200万ドルを調達

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Mary Ann Azevedo, February 27, 2020

ノンコーディングのワークフロービルダーを開発したProcess Streetが、AccelがリードしたシリーズAで1,200万ドル(約13億円)を調達した。

Atlassian、Salesforce Venturesなども同ラウンドに参加した。

オーストラリア生まれのVinay Patankars氏は、世界中の委託業者を通じてディストリビューティッド・マーケティングの代理店を運営しているときに、Process Streetのアイデアを思いついた。スプレッドシートとプロジェクト管理ツールは、ソリューションとして機能するよりも、より多くの問題を引き起こしていた、と彼は言う。

そこで、Process Streetが誕生した背景にある概念が生まれた。当初は、Patankar氏の会社の単純など文書化やチェックリストベースのプロセスをトラッキングすることなどを行い、内部のワークフロー構築および管理をするための社内向けのツールだった。

しかし、Patankar氏はCameron McKay氏とチームを組み、最初のコンセプトに基づいて会社を設立したが、その当時、両者はアルゼンチンのホステルに滞在していた。

現在、Process Streetは「クライアントの実装から従業員のオンボーディング、コンテンツ承認まで、ほぼすべての種類のビジネスプロセスを処理することが出来る、使いやすいインターフェイスを備えた本格的なノンコーディングのワークフロービルダー」に進化した。そして、中小企業(SMB)や大企業に対して、コードを記述することなく、これらのワークフローを構築する機能を提供し実現させている。 (顧客はほとんどがSMBであり、10〜20%が大企業だ。)

同社は、Colliers、Accenture、Spotify、Airbnbなどの大企業から、コロンビア大学やジョンズホプキンス大学などのような機関を含め、45万人以上の(無料および有料の)登録ユーザーにサービスを提供している。

「Process Streetを使用すると、これらのワークフローを構築して、他のSaaS製品に組み込むことができます。すべてエンジニアリングなしで利用できます。」とPatankar氏はCrunchbase Newsに語った。「たとえば、SAPワークフローと同じですが、エンジニアが来てフローを設計し、統合したものを構築し、その全てをつなぐ必要があります。当社は、その代わりに、セールスまたはカスタマーサクセスマネージャーに直接販売しています。」

時間が経過するにつれて、同社は、リモートチームの使用は急速に成長しているにもかかわらず、依然として「かなり小さな市場」であることに気付いた。そのため、大企業のように「地域を超えて作業の標準化と自動化を検討している」ディストリビューティッドチームのある、より大きな市場に焦点を合わせ始めた。

「したがって、これらの企業の一部は技術的に遠隔地ではありませんが、大規模なディストリビューティッドチームと同じ多くの課題を抱えています。」とPatankar氏は述べている。

完全にディストリビュートされた会社として、Process Streetでは45人の従業員が北米とヨーロッパで働いている。収益は300万ドル(約3億2,500万円)から400万ドル(約4億3,000万円)の範囲に成長しており、過去には2度のシードラウンドで約300万ドル(約3億2,500万円)を調達している。

戦略

Patankar氏によると、投資家の選択については、その大部分を戦略的に行ったとしている。資金調達の一環として、Accel のパートナー Rich Wong氏は、Process Streetの取締役会に参加する。Patankar氏によると、Accelは、SaaS領域に対する理解が深いために、同ラウンドをリードしたと述べた。
「process.stは、世界中のあらゆる種類のディストリビューティッドチーム向けにノンコーディングのワークフローツールを構築する、完全ディストリビューティッドチームにとって非常に興味深いストーリーです。」とWong氏は語った。

同社の顧客は、何百もの異なるSaaS製品を統合しており、Salesforce、Trello、Jiraは最も人気のある製品の1つだ。そのことからも、Salesforce VenturesとAtlassianは「明らかにパートナー」だった。

「Process Streetのワークフローは、他のSaaS製品と密接に統合されており、作業を自動化するためにこれらのシステムで発生するデータとアクティビティに依存しています。」と彼は言う。

今後の展望

Process Streetの究極の目標は、「どのような場所で作業をしているチームであっても、チームのためのノンコーディングのワークフローソリューションになることです。」

そのミッションの一環として、またその新しい資本の一部が目指すものとして、同社はモバイルアプリを立ち上げ、エンタープライズ機能をさらに導入し、ユーザーがデータを制御してカスタム自動化を構築できるように、APIアクセスを拡大する。

Process Streetには、同社のチーム、顧客、およびパートナーによって事前に作成した、プラグアンドプレイのプロセステンプレートに関する大規模なライブラリもある。「すべてのビジネスプロセスと運用プレイブックにとって世界最大のリポジトリ」にすることを目標に、そのライブラリを成長させる予定だ。

※Salesforce VenturesはCrunchbaseの投資家です。 彼らは私たちの編集プロセスに発言権がありません。

出典:crunchbase news