ニュース&コラム | 2020-03-02

DocuSignが、1億8,800万ドルでSeal Softwareを買収

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Mary Ann Azevedo February 27, 2020

本日、DocuSignは、AIを活用した契約に関する情報開示および契約管理ソフトウェアソリューションを開発するSeal Softwareを1億8,800万ドル(約205億円)で買収すると発表した。

DocuSignが、昨年3月にSeal Softwareに対して、戦略的に1,500万ドル(約16億円)を投資したことを考えると、両社は確かにお互いに見知らぬ相手ではない。2010年に設立されて以来、カリフォルニア州ウォルナットクリークを拠点とするSeal Softwareは、合計5,800万ドル(約63億円)のベンチャー資金を調達している。昨年のコーポレートラウンドの前に、Seal Softwareが行った最新の資金調達は、Toba Capitalからの3,000万ドル(約33億円)であった。

DocuSignは、「契約プロセス全体」を自動化するように設計された統合アプリケーションスイートであるDocuSign Agreement Cloudの一部として、Seal Softwareの旗艦サービスである分析および機械学習アプリケーションを再販している。

「このニュースは、DocuSignのAIにおける次の大きな動きを示しており、ビジネスの基盤である契約と契約プロセスをデジタル化させることで変革する会社の道を確固たるものにします。」と、DocuSignはプレスリリースの中で述べている。「この買収により、DocuSignは契約に関する未来となり得るAIにしっかりと賭け、Seal Softwareのテクノロジーを統合します。DocuSign Agreement Cloudからデータをより簡単に、かつ迅速に、検索、分析、抽出できるようになります。」

買収が完了すると、サンフランシスコに拠点を置くDocuSignは、Seal Softwareの分析アプリケーションの販売を継続する予定だ。また、Seal SoftwareのAIテクノロジーを統合して、契約ライフサイクル管理ソリューションであるDocuSign CLMを強化する予定だとしている。

最高執行責任者のScott Olrich氏は、DocuSignの従業員数が3,700人を超えていると語った。Seal Softwareには約240人の従業員がおり、そのうち約半数は米国に在住している。
「Seal Softwareの契約分析ソリューションの再販の歴史と、企業が契約プロセス全体を自動化するのを支援するという当社の大きなビジョンを考慮すれば、AIが、今後ますます重要な役割を果たすことは明らかです。」とOlrich氏はメールで答えた。「Seal Softwareを買収することで、ソリューションスイート全体にAIテクノロジーを統合できるようになり、その深い技術的専門知識と、契約にAIを適用した幅広い経験から利益を得ることができます。」

企業は、AI技術を、契約および契約プロセスに組み込むことで、時間を短縮し費用を節約できると主張している。たとえば、「国際的な大手情報サービス企業」が「DocuSignとSeal Softwareのテクノロジーのおかげで、法的なレビューに費やす時間を75%削減することが出来た」ことを取り上げた。別の顧客は、顧客契約の法的審査時間を80%以上短縮したと彼らは説明している。

Crunchbaseのデータによると、この買収はDocuSignの歴史の中で、6社目の買収となる。最後の買収は、2018年に、シカゴに拠点を置くSpringCMを2億2000万ドル(約240億円)で買収したことだ。

12月、DocuSignは、2020年第3四半期の収益が2億4950万ドル(約272億円)で、前年比で40%増加したと報告した。サブスクリプション収益は、前年比41%増の2億3,810万ドル(約260億円)だったが、プロフェッショナルサービスおよびその他の収益は、前年比28%増の1,140万ドル(約13億円)だった。 基本的および希薄化後1株当たりGAAP純損失は、1億7,800万株で26セント(約28円)だった。 しかし、希薄化後1株当たりの非GAAP純利益は、1億9,100万株に対して11セント(約12円)だった。

出典:crunchbase news