TOP、植物由来の生理製品スタートアップ、シードファンディングで160万ドル(約1億7,500万円)を調達

2020-02-14

Natasha Mascarenhas, February 11, 2020

マサチューセッツ州ダックスベリーに本社を置くTOPは、生理製品産業をよりサステナブルなものにしたいと考えている。

起業家のThyme Sullivan氏とDenielle Finkelstein氏(2人とも母親である従兄弟のデュオ)によって設立されたこのスタートアップは本日、900,000ドル(約9,900万円)のシードラウンドを終了し、700,000ドル(約7,700万円)の初期投資を追加したことを発表した。現在までに合計160万ドル(約1億7,600万円)を調達している。

TOPは自社を「社会的影響」のあるスタートアップと評しているが、今日発表した資金調達に参加した投資家は、UMass Amherstからスピンアウトした営利ファンド:Maroon Venture Partnersだ。プレスリリースによると、同社はUMass Amherstの卒業生であるSullivan氏を支援してラウンドをリードした。エンジェル投資家もラウンドに参加したが、TOPは詳細の開示を見送った。

TOPは、今回の発表の中で、シードキャピタルを使用して、全国の食料品店や小売店でのプレゼンスを拡大することを計画していると述べた。また、Amazonとの連携および独自のeコマースプラットフォームを構築することを計画している。特にあらゆる場所においてD2C(Direct to Consumer)で提供されているように感じられるものについて、同社が製品のプレゼンスを優先事項として挙げているのを聞くのは印象的だった。

TOPに詳細を尋ねると、共同創業者のSullivan氏は会社のD2Cチャンネルが成長していることを認め、2020年には小売店での流通に焦点を当てると説明した。

TOPが、タンポンとパッドについて、他の定番ブランドから差別化している方法を見てみよう。

TOPは、「毎年200億個のタンポンとパッドが最終的にゴミ処理場に運ばれ、生物分解に数世紀かかる可能性がある」と推定している。Sullivan氏と彼女のチームは、植物由来のタンポンを提供することで、その状況を変えたいと考えている。

同社はトルコ、インド、タンザニアからオーガニックコットンを調達している。一方、バルセロナの工場は水道水から電力を供給しており、TOPは「農民から工場労働者まで誰もが公正な賃金を支払われている」と主張している。また、TOPは、すべての製品にコットン(プラスチックではない)製のシールとICEA(Ethical and Environmental Certification Institute)からの有機認証が付いていると述べた。

また、TOPの製品は生分解性の箱でしっかりとしている。

同社は、16個のタンポンまたは20個のパッドに対して、1箱あたり7ドル(約770円)から8.50ドル(約933円)を請求する。価格の観点から見ると、Tampaxのような従来のタンポンブランドは約7ドル(約770円)で販売され、3,520万ドル(約38億6,500万円)の資金調達をしておりベンチャーから支援を受けているスタートアップLolaはタンポンを1箱約10ドル(約1,100円)で販売している。

Lolaが生理用品の汚名を返上したいのは注目に値するが、セクシャルヘルスや生理痛の周辺に他のラインも存在している。 TOPと同様に、Lolaは主力製品としてタンポンから始め、それ以来、Lerer HippeauやSpark Capitalなどの投資家から注目されてきた。

しかし、Lolaとは異なり、TOPは、重要な差別化要因として若年層に焦点を当てている。

Sullivan氏は「私たちの目的の重要な部分は、中学生と高校生に焦点を当てて健康的な生活を取り戻してもらうことです。」とCrunchbase Newsに語った。 「米国の5人に1人の女の子が生理用品を持ち合わせていないため。学校を休むという事実を聞き、私たちはその問題について何かをすることに決めたのです。」彼女は、同社が、学校や非営利団体と提携して、生理用品の入手を容易にしていると付け加えた。

TOPは、「3桁台の急成長」以外には、これまでに販売された製品量などに関する特定の指標を共有することは見送った。

出典:crunchbase news