「Feyzi」注 はエコ対応の料理ロボットの開発に成功、平均で4分に1つの料理を完成

2020-02-12

注「Feyzi」「飞子科技」会社名:深圳(深セン)飞子科技发展有限公司 2016.8.1設立

36Kr · 2019-12-30
ソース:36kr

料理人はレストランに欠かせない存在だったが、近年ロボットによる代替が活発になってきている。
企業側から見れば、レストラン経営は料理人に強く依存しているが、一方、腕の良く、それでいて管理がしやすい料理人はなかなか見つからないし、流動性も高い。他方、レストランは油の取り扱いや料理に伴って排出される煙の処理や廃棄物の後処理もきちんとできていないことがほとんどである。消費者側から見れば、若者は自分で料理を作る余裕などなく、フードデリバリーに依存していて、長期的に出前に依存している状況は食の安全の面からも不安である。

このような状況を踏まえて、「Feyzi」は人間の「食」というニーズを的確に捉え、それに応えた。2016年設立のこの会社は、スマート料理ロボットを開発し、製品を4世代に亘って改良を重ねた結果、現在では50品以上の料理ができるようになっている。
料理ロボットの強みは高い効率性、低いコスト(特にレストラン経営者から見れば)、環境対応などが挙げられる。ここでは、料理ロボットの原理と必要な技術を簡単にご紹介しよう。

まずはメニューの入力だ。手料理のレシピと工程をソフトに入力し、食材洗いや包丁さばきはやはり人間がやらなくては行けないが、ロボットは加熱調理を担当。温度制御、食材投入、調味料投入などでは、センサーによる温度制御が必要で、ロボットアームのリアルタイム制御には位置推定アルゴリズムが必要。最後の廃棄物処理にも特許技術があり、例えば循環浄化技術による排煙、残菜を粉砕により処分するなど。

料理ロボット

市場開拓のために、この会社は2019年10月に、深センで初めてのスマートレストランを開設し、料理はすべてロボットが作っている。ロボットは一台の必要面積がわずか1平米で、メーカー希望価格が3万人民元(約50万円程度)。もし料理人はレストランに平均続勤年数2年、月給5000人民元で計算すると、料理人1人雇うために、人件費は2年で12万人民元(約200万円)になり、ロボット4台分だ。また、料理人はマネジメントも必要で、手間もかかる。ロボットは効率が高く、低コスト、更に料理の品質が極めて安定している。

20余りの特許を持つこの会社は、主なクライアントとしては病院食堂、ファーストフードチェーンなどである。創業者の徐天輝さんが言うには、来年はアメリカやカナダにも販売する計画を持っている。これらの先進国は料理人の人件費コストが高いため、より市場の成長性が期待されているからだ。また、消費者向けにも営業を始める予定で、料理ができない・作る時間がない・健康意識が高い若者をターゲットにしている。ロボットとセットになるアプリも開発したので、ユーザーはオンラインで食材購入、レシピ閲覧などが可能という。

市場全体で見れば、中国は2014年から料理ロボットが出始めており、家庭用とビジネス用に分かれている。ブランドも国内と海外のものが存在し、Joyoung(九阳)、Xiaomi(小米)、Media(美的)、Aican(上海爱餐机器人)、Zhiwei(智味来炒菜机器人)など、価格が数千元から1万元くらいとなっている。しかし、料理ロボットが代替できるのはあくまでも中レベル以下の料理人で、飲食業界は個性的なニーズが豊富だからである。

出典:QMP news