ニュース&コラム | 2020-02-07

Zebraが2019年に200%成長、保険比較サイトで$ 38.5M(約42億3,000万円)を調達

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Mary Ann Azevedo, February 5, 2020

保険比較サイトを運営するZebraは、本日、Accelがリードし、シリーズCで3,850万ドル(約42億3,000万円)を調達したと発表した。

他の既存の支援者であるSilverton Partners、Daher Capital、Floodgate Fund、Ballast Point Venturesは全て、新たな投資家Weatherford Capitalとともに今回のラウンドに参加した。

この投資は、2012年にJoshua Dziabiak氏が共同で創業して以来、Zebraの累計調達額を1億150万ドル(約111億円)に引き上げた。オースティンに拠点を置く同社は、2017年9月にAccelがリードし、 シリーズBで4,000万ドル(約44億円)を調達している。また、その資金調達ラウンドの一環として、AccelとZebraは、トラベルメタサーチエンジンKayakの前社長であるKeith Melnick氏を新しいCEOに任命した。

「Zebraは、”保険のKayak”だと考えています。」とMelnick氏は話している。 「当社は、基本的にバーチャルでの保険代理店を設立しています。」

Zebraは自動車保険を探している人のための比較サイトとして事業を開始した。米国のトップ10に入る自動車保険会社のうち9社と提携している。また、やがて比較サイトを運営するうちに、自然な流れで賃貸保険と生命保険に分けることを目標に、住宅所有者保険を提供している。

「最終的に、ユーザーの保険に対するニーズが増えたとき、私たちのサービスが必要とされるだろうと考えています。」と、同社のシリーズBおよびCラウンドに投資したMelnick氏は言う。

一方、同社は、シリーズBよりもシリーズCで少ない額を調達したのは意図的ではなく、会社の勢いを維持するために必要な額だけを調達することと目指していると述べている。 (「すべてのコストを成長につぎ込む」ことを目指していない企業の詳細については、こちらの収益性に対する注目の高まりに関する私の記事を読んで欲しい。)また、そのアプローチを採用した別の企業についてはこちらから。(シリーズBよりシリーズCでの調達額が少ない)
どのように行なわれているか
Zebraは、100を超える保険会社をリアルタイムで比較出来る見積もりツールを提供している。

オンライン企業であるにもかかわらず、Zebraは、保険商品の「複雑さ」を認識し、電話でのカスタマーサービスを提供していることに満足している。

「誰かが行き詰まったら、私たちは、50州全てに、顧客と話すことができる認可済みの保険代理店があります。」と彼は言う。 「出来るだけ簡単に、出来るだけ透明性を保ちたいと考えています。また、Webサイトに代表されるオンラインと、電話でのカスタマーサポートに代表されるオフラインとを組み合わせた、まさに白黒のシマウマのような存在を目指したいと考えています。」

Melnick氏が参加した後、Zebraは、ユーザーのプライバシーを保護するため、ユーザーの電話番号の要件を排除し、リードジェネレーションを行うことを辞めた。また、モバイルプラットフォームとデスクトッププラットフォームも刷新した。従業員数は、オースティンとニューヨークのオフィス全体で約50〜60人から200人近くに急増している。また、ナイジェリアのラゴスの開発者チームとも連携している。

「私たちはプロダクトマネジメントとエンジニアリングに膨大な投資をし、本当にユーザー重視になりました。」とMelnick氏は話している。 「また、保険会社とも、より深い関係を構築しました。」

同社の努力は、事業の成長から報われているように見える。 Zebraは、同社の収益に関する数値を実際に周囲に共有する、透明性のある珍しいスタートアップだ。Melnick氏によると、昨年、このスタートアップの収益は、2019年に前年比でほぼ200%増の3,700万ドル(約40億6,500万円)に達した。また、同社は、推定売上が6,000万ドル(約66億円)に近づき、「その半数以上が、ユーザーが自然検索によりZebraのWebサイトにアクセスしている」としている。Melnick氏は、2020年の収益は、100%を「はるかに上回る」成長を予想している。

Zebraのモデルの柔軟性は、「保険会社のビジネスモデルにとらわれない」ことを意味している、とMelnick氏は説明している。

「人々にState FarmやAllstateなどの代理店を紹介したり、Travelersなどの直販代理店やMetromileなどのInsurTechスタートアップと協力することも出来ます。」と彼は付け加えた。 「他の代理店よりも、幅広い範囲で商品を提供することが出来ます。」

今後の展望として、スタートアップは「顧客により良いサービスを提供し、社内でより多くのポリシーを保証するために」機械学習の使用を増やす予定だ。また、より多くのユーザーにサービスを提供できるようにカスタマイズ機能を追加する予定だ。
投資家のPOV
Accel PartnerのJohn Locke氏にとって、Zebraは「保険業界で最も興味深い会社」であり、世界で最も急成長している消費者向けビジネスの1つだ。また、Accelは、現在、一般的に保険はハイテク業界において最も興味深い消費者マーケットの1つであると考えられている。

「これはまだデジタルにシフト出来る最大の消費者向けマーケットです。」と彼は言う。 実際、彼は、米国の自動車保険市場が今年2,880億ドル(約31兆6,400億円)以上に達すると予想しており、そのうち推定20.7%がオンラインで購入されていると指摘している。

「今後5年間で、銀行や旅行などの他のすべての主要な消費者向けマーケットと同様に、80/20でデジタルに(逆に)反転すると信じています」とLockeは付け加えた。

彼は、旧来の保険代理店は、消費者がオンラインでエンゲージすることを望んでいることを認識しているので、エージェントを介してよりもデジタルで顧客を獲得するためにより多くの資金を費やすだろうと考えている。 Locke氏は、「市場には膨大なスタートアップエネルギーが溢れており、非常に才能のある起業家が、RootやLemonade、Ethos(いずれもAccelの投資先)などの完全にデジタルな新しい「保険代理店」を構築していると考えている。

Silverton PartnersのゼネラルパートナーであるMorgan Flager氏は、「活気に満ちた文化とアイデンティティを維持しながら、積極的にビジネスを拡大するZebraの能力に感銘を受けました。」としている。

「彼らは、価値と目的に忠実であり続けたため、オースティンの最高の職場の1つとしての地位を維持しながら、収益と人員を急速に成長させました。」

出典:crunchbase news