ニュース&コラム | 2020-01-23

これらのスタートアップセクターへの資金は2019年に減少しました

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Joanna Glasner, December 23, 2019

スタートアップにとって2019年の冬はまだ正式に来ていません。第4四半期にはまだ肌寒い日が数日残っていますが、年間累計ベースでは米国およびその他の地域のベンチャー資金調達レベルが、いくつかのセクターでは非常に堅調だったものの、中国により相殺されました。

しかし、すべての業界に素晴らしい年があったわけではありません。Crunchbase Newsによると、ハードウェア、ブロックチェーン、配送、電気自動車など、主要なカテゴリでは前年比で大きな減少がみせました。

今回は流行でないセクターについて数値を用いて説明しましょう。

ハードウェア

2019年、ハードウェア投資は減少しました。米国の投資家は、家電、ネットワークハードウェア、およびその他のデバイスを開発する新興企業の大規模な投資から遠ざかる傾向が強まっています。

Crunchbaseデータによると、2019年の米国のハードウェアセクターでは、シード段階から後期段階までのベンチャー資金を通算19億7,000万ドルを調達しました。しかし、2018年の総額34億6,000万ドルにははるかにおよびません。

ハードウェアの資金調達が減少した大きな理由の1つは、超巨額の資金調達ラウンドが少なかったことです。今年、一億ドル以上を調達したのはデータセンター向けのハードウェアおよびソフトウェアプラットフォームのメーカーであるFungibleと、適応型キネティックガラスの開発者であるKinestral Technologiesの 2社だけでした。

また、ハードウェアのカテゴリには、多くのロボット工学や自動運転の調達が含まれていません。もし、2月に9億4,000万ドルを調達した自律型ロボット車両の開発者であるNuroなどのスタートアップの資金調達ラウンドを考慮に入れると、2019年の合計ははるかに高くなります。

仮想通貨とブロックチェーン

ビットコインの価格は1年前の安値から回復しましたが、仮想通貨とブロックチェーンの取引活動はそれに続きませんでした。

Crunchbaseのデータは、仮想通貨およびブロックチェーンの取引に対する投資家の熱意が、数四半期前のピークからはるかに下がっていることを示しています。仮想通貨の価格が高騰し続けた2017年後半から2018年初頭にかけて、取引活動が最高点に達したとき、ブロックチェーンが当時の流行語になりました。

Crunchbaseの分析(ICOを含まない)によりますと、今年の最初の三分の二の時間では個人投資家は少なくとも全世界で少なくとも20億を合計472件のディールに投入しました。今年の残りにはまだいくつかの取引があると想定していますが、以前の最高値を大きく下回っていることを示しています。(ピーク時の2018年に、ICOを含まずに投資家は少なくとも46億5,000万ドルを投資しました。)

また、仮想通貨やブロックチェーンを事業として行ってはいるが、コアビジネスではない企業も含まれていることに注意してほしい。たとえば、2019年最において大の仮想通貨関連の資金調達の一つとしてRobinhoodをあげられます。この企業は、シリーズEで資金を3.23憶ドルを調達し、仮想通貨を提供していますが、手数料無料の株式取引アプリとして一般には知られています。

従って、より純粋な仮想通貨やブロックチェーンのスタートアップを見ると、資金調達レベルはより低調に見えます。

配送業

食品配達業は、利益を上げづらいカテゴリーですが、近年では、ベンチャー資金調達ための非常に有利な立場となっています。しかし、2019年に何らかの兆候で、この急成長しているセクターは減速の最中にあります。

Crunchbaseのデータに基づいて、これまでのところ、食品配達業界は少なくとも125回の資金調達を実現し、ベンチャーおよびシードラウンドを含め世界中に385万ドルの資金を投入しました。これは、2018年の223ランドに111億ドルより減少しています。

コロンビアのRappiは単一ラウンドで2019年の最大規模の資金調達を実現し、シリーズEだけで10億ドルを獲得しました。DoorDashはまたも、数回の資金募集を行い、2回の資金調達で10億ドルを調達しました。

食品配達業界では、2019年にいくつかの問題に直面しました。DoorDashは、その転倒慣行のために攻撃を受けたり、まだPostmatesの株式公開を待ったりします。UberのIPO後のパフォーマンス不振は配達ビジネスの成長に期待した融資に歯止めをかける結果となりました。

とはいえ、企業はまだ多額の資金を調達しており、これから衰えていくセクターではありません。

電気自動車

もし、あなたがベンチャーキャピタリストであるなら、多くの資本を備蓄しょうとする場合、電気自動車業界はこの機会を提供できます。テスラの時価総額700億ドル以上が示すように、この分野は資本集約的であることが有名であり、リスクプロファイルが高い一方で、業界リーダーに賭けるそのリターンも高くなるでしょう。

しかし、歴史はまた、電気自動車へほとんどの投資がそれほど儲かっていないことを示しています。おそらく、それは中国を拠点とする超巨人ラウンドの減速と相まって、世界的にこのセクターに対するベンチャー支援の減速も一因となっています。

これまでのところ、2019年の電気自動車に特化した企業へのベンチャー投資は合計88億ドルで、50億ドル強が中国の企業に流入しました。対照的に、2018年には、投資家は180億ドル以上の規模を投資し、そのうち140億ドル以上が中国に拠点を置く企業に投資しました。

全体を見て

上であげた縮小に向かった4分野のうち、3つが物を作るか、ものを届けるか、ものに関する世界で活動する企業です。4番目の仮想通貨及びブロックチェーンは、前年のバブルレベルから大幅に減少しました。

資金の流れ見ると、ベンチャー投資家がソフトウェアの収益モデルが大好きであることは明らかです。高い運営コストが発生する場合、そのビジネスは依然として投資家には支援しにくいようだ。

出典:crunchbase news