ニュース&コラム | 2020-01-20

Citiがソーシャルインパクト投資を行うファンドを1億5000万ドルで設立 。「ダブルボトムライン」ビジネスに投資を開始

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Jason D. Rowley, January 17, 2020

ニューヨークに拠点を置く銀行Citiは、社会貢献と利益追求を両立させる「ダブルボトムライン」ビジネスへの投資を目的とするファンド「Citi Impact Fund」を1億5,000万ドル(約165億円)規模で設立し投資開始をしたと本日発表した。

Citiは自社の資本からこの新しい投資ファンドに資金を提供しており、米国に拠点を置く企業への投資に重点を置くと述べている。

銀行機関によると、新しい投資ファンドは、労働力開発、金融システムへのアクセス、物理的および社会的インフラストラクチャ、持続可能性に焦点を当てた企業の4つの主要な課題に重点を置くと述べている。

Citiは、ファンドから最大1,000万ドルの投資を行う準備ができていると話し、そのポートフォリオ企業に「概念実証(プロトタイプではなく考えそのものが実現可能かを図る実験)の証明、顧客基盤の構築、資金調達の実績、複数の市場において成長の可能性があることの提示。」が出来ることを期待している。

ファンドから提供する資金の一部は「シード・アーリーステージへの投資に割り当てられる」と同銀行は述べており、特にシードステージにおいては、女性やマイノリティが代表を務める企業に充てられるとしている。

Citiのグローバルパブリックアフェアーズ担当でEVP(Executive Vice President)であるEd Skylerは、次のように述べている。「スタートアップ業界で性別や人種による格差があることは事実で、ベンチャーキャピタルからの投資金額のうち、女性やマイノリティが代表を務めるスタートアップには、ごくごくわずかな金額しか割り当てられないという事実が現実に報告されています。」「私たちの意向は、そういったスタートアップに対して、ビジネスの拡大と継続を支援するだけでなく、投資の機会を通じて、見過ごされがちな起業家の方々が注目されるようにすることです。」

Citiは、新しいファンドは、環境、社会的課題、ガバナンス(ESG)への取り組みと並行して取り組みを進めていくと述べている。

出典:crunchbase news