ニュース&コラム | 2020-01-19

Obvious Ventures、3号ファンドをクローズ

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Natasha Mascarenhas January 15, 2020

2014年にMediumのCEOとTwitterの共同創業者であるEv Williams氏、そしてJames Joaquin氏とVishal Vasishth氏によって設立されたによって設立されたObvious Venturesは、271,828,182ドルを調達し3号ファンドをクローズした。

今回、「271,828,182ドル」という中途半端で不思議な金額でクローズしたのは、サンフランシスコに拠点を置くファンドの一種の伝統だ。Mediumに投稿された記事によると、この金額は、「数学で最も重要な定数、一般的に”e”として知られているオイラー数」を参照したらしい。数学について少しレッスンを受けたい、オイラー数について詳しく知りたい方はこちらをご覧いただきたい。
http://mathworld.wolfram.com/e.html

3号ファンドは、Obvious Venturesの過去2つのファンド(それぞれ123,456,789ドルと191,919,191ドルでクローズ)が投資領域としてきた、アーリーステージでインパクトを出せる企業に引き続き投資をしていくとしている。具体的には、健康的な生活、持続可能なシステム、それが「人々の力」となり得るもの(教育や雇用、金融に取り組む企業など)への投資を行うとしている。

Obvious Venturesは、リターンにこだわるという典型的な印象を受けてしまう”インパクト投資”という定義を使用したくないとしている。その代わりに、3月のCrunchbaseニュースのインタビューによると、Obvious Venturesは「最高もパフォーマンスをするつスタートアップを探している。

シニアレポーターのMary Ann Azevedo氏が3月にObvious Venturesのチームと話したとき、マネージングディレクターのAndrew Beebe氏から更に詳しく話を聞くことが出来た。

「1号ファンドを設立した際、私たちのところには、社会的インパクト投資を行うファンドだと勘違いした人が多くやって来ました。」とBeebe 氏は当時を振り返り語った。 「ヨガマットクリーナーや古着の販売など、先進国であるが故の思い上がりをビジネスモデルに組み込んだようなピッチを聞かされました。」と彼は話してくれた。 「しかし、それらは私たちが投資したかったビジネスモデルではありませんでした。」

Obvious Venturesのウェブサイトでは、バランスについても触れている。「最終的に、利益と目的は好循環をもたらすと考えています。正しく組み合わせることで、彼らはフライホイール(はずみ車、エネルギーの蓄積と放出を効率よく行うことが出来る、マーケティングではファネルと比較して使用される)のように、資本主義を前向きな方法に変えることで、莫大な金銭的利益をもたらすことが出来ると考えています。」

さて、彼らの考え方は実現しているでしょうか? 2019年には、設立から7年目にして初めて、Beyond MeatのIPOを含む数社がExitした。ベンチャー業界においては、7年という期間は普通だ。今のところ、Obvious Venturesは前述のように金銭を優先してはおらず、良心に焦点を当てて投資を行っているが、今のところ問題なく活動出来ていると言えるだろう。

出典:crunchbase news